ふじみ野通信

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ふじみ野通信1 メディアの多様化は、なぜ必要なんだろうか。

 この事務所は、開設して三年余になる。老いた身を少しはなれたところにおいて業務を新しい観点から見直してみよう、と言うのが表向きの理由であるが、実際はすべての時間を使って日々のメディアの変化、と言うか流れを感じてみようというのが大いなる野心である。

 それも一人の会社員のように、日々に配信される情報というものの一部、具体的には毎日「日本経済新聞」を駅まで買いにいって読むことによって一日を始めようというわけである。此処でこの新聞を選んだのには、大した意味はないがこの新聞は他の業務にも関係していて、これまでも読んでいたからである。したがって、日日の生活は朝六時に起きて駅にいって新聞を買う事から一日を始めてみようというわけである。

 しかし、読み始めるにあたって何ら興味の中心がなくて読むわけではない。
少なくとも、この新聞を読むときの興味の一つは、日本企業の海外動向、そして国際金融動向、各国の財政事情の変化、国内経済についていえば財政税制も含めた経済政策のバランスがどう取られていくか。社会保障制度の存続がどう計られていくか。等であって、その余のことは瑣末なことである。
個別の企業動向は、4~6月の決算などを見る限り国内企業の景気は良くなっても、それにどう対処していけばいいのか見えていない。円高と株価の低迷がそのことを良く表しているように思われる。円高はすぐれた技術水準と生産力によってもたらされたのであろうし、株価の低迷はその展望の不確かさによってもたらされているように見える。

 我々が逃れえない問題は財政赤字の問題である。現在は、一億一心火の玉だと言った時代ではないのであるから、海外に雄飛した企業がそのまま海外の社員と株主によって支えられていくということがないわけではないし、企業の論理がそれをこばむこともないであろうからである。

企業の海外進出は進出として、国内企業が生産技術として存続できる技術を常に作り出す必要がある。国際化する企業は、ある意味で国内企業としては必要不可欠のものではなくなりつつあるものなのであろう。必ずしも強い国内企業が国際的なわけではないのかもしれない。そのようなことを考えながらみていると、1~2時間はたちまちに過ぎていってしまう。

朝食の後はテレビを見る。DSテレビは、何かバラエティ番組などで惰性か手抜きか、あるいは別な日本人に向けているような気がして見る気がおこらない。それでBSテレビを見る、多くはNHKの1,2,3チャンネルだがWOWOWも見る。見る時間は平均して3~4時間。したがって、仕事はよるにずれ込むことが多い。仕事で企業のホームページを見る以外でインターネットを見ることはない。大体面倒くさいし情報が不確かな気がする。

 そういう生活を始めてみると、新聞もそうであるがテレビもラジオも幾十もの新聞がありチャンネルがあり、書店に行ってみれば数百もあるかと思える程の雑誌があり新刊書がある。映画もDVDもある。しかし、一人の体力は限られているわけで新聞一紙、テレビ一チャンネルがあればほとんど日常の情報摂取力は充足されてしまう。

 毎日これらのスケジュールで、新聞テレビをみているとその内容の充実ぶりには驚かされる。内容の充実ぶりはテレビでとりわけ感じられるが、NHKの内容は抜群で他の民放の及ぶところではないようである。ただ、NHKも民放もあれほどのチャンネンを展開する理由が見つからないのではないかと思えるほど、よさそうなテレビ番組の再放送が実に多い。局にしてみればいろいろな理由があげられ得るであろうが、見るほうからすれば実に無駄な時間をくり返えしているように見える。またその向こうには、コンテンツの不足があるようにみえる。

 それにもかかわらず、メディアの多様化が進むのは何故だろうか。

2010.9.27 田沼

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by esapp | 2010-09-27 14:07