ふじみ野通信

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ふじみ野通信8 アフリカの平均寿命(07年)

 09年のアフリカの人口は、53カ国約10億981万5千人である。05年の調査では、9億407万6千人であるからこの四年間で9パーセントの人口増があったことになっている。また此れも、アフリカ諸国の特徴をなしているところであるが人口が1千万人以下の諸国が26カ国と、ほぼ半数を占めている。そして1千万以上諸国が27カ国で、09年の統計で9億1643万3千人と全体のアフリカ人口の90.7パーセントを占めている。

 手元にある資料が国連統計のみあるので、其れで見ると、03年の平均寿命はまだ40才以下が8カ国を数えていたが、07年ではすべて40歳代までに平均寿命はあがっている。

アフリカ諸国の平均寿命と所得(07年)
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 国 名    人口(千人)    所得(㌦)     平均寿命(歳)
アルジェリア   34,895.    3,620.(1,930)  72.2
アンゴラ     18,498.    2,540.(740)   46.5(39/42)
ウガンダ     32,710.     370.       51.9 
エジプト     82,999.    1,580.(1,390)  69.9 
エチオピア     82,825.     220.       54.7 
ガーナ      25,837.     590.       56.5
カメルーン     19,522.    1,050.(630)    50.9
ギニア      10,069.     400.        53.6
ケニア      39,802.     640.        56.8
コートジボアール   21,075.     920.        56.8
コンゴ      66,020.     140.        47.6
ザンビア     12,935.     770.        44.5(37/36)
ジンバブエ    12,523.     340.       43.4(37/36)
スーダン     42,272.     950.        57.9
セネガル     12,543.     830.        55.4
タンザニア     43,759.     410        55.0
チャド      11,206.     540.       48.6
チュニジア     10,272.    3,210.(2240.)   73.8
ナイジェリア    154,729.     920.       47.7
ニジェール     15,290.     280.       50.8
ブルッキナファソ   15,757.      430.       52.7
マダガスカル    19,625.     320.        59.9
マラウイ      15,263.     250.       52.4(39/39)
マリ       13,010.     500.       51.1
南アフリカ     50,110.    5,720.(2,750)   51.1
モザンビーク    22,894.     330.       72.1
モロッコ      31,993.     2,290.(1,310)  71.0
表は1千万以上諸国のみ。人口総計916,433(千人)。
( )内の数字は03年調査。人口のみ09年現在。
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・03年の調査では 、平均寿命が40歳以下の国は1千万以下の国も入るので一覧にすると次の通りであった。3年は男/女、7年は男女平均の歳。
      03年調査      07年の調査      伸長差
アンゴラ    39/42       46.5          6.5
ザンビア   37/36        44.5          7
ジンバブェ  37/36        43.4          6.5
スワジランド  32/32        45.3          13
中央アフリカ  38/40        46            7
ボツワナ    35/36        53.4         17.4
マラウイ    39/39        52.4          13
レソト     34/37        44.9          9

 凄まじい伸長さである。あるいは人口の流動性も高いのであろうけれども、アフリカ諸国の死亡率の減少には見るべきものがあるのかもしれない。現に人口の増加率は9%であるから、その分を解消しても平均寿命の伸長には余るほどの伸長がみられるということであろう。

 いずれにしても、全アフリカ諸国の平均寿命は既に40歳を過ぎて50歳を超えているであろう。人口1千万以上アフリカ諸国の平均寿命は55.6歳である。

 先に述べたように、1900年の日米の平均寿命は43.5歳と46.5歳であったから少なくとも それよりは10年余伸びている。環境は違うであろうが、其れから90年後の1990年までには、日本で 35歳、アメリカで約29年平均寿命は伸長しているから、此れをアフリカ諸国に当てはめて考えてみると言うのは少し乱暴かもしれないが、75歳の平均寿命にいたるのに後何年を要するか、というと51年から60年で至るという計算になる。

 もし仮に、07年で平均寿命30歳代を脱した上記8カ国のベースで平均寿命が伸長するとすると、どのくらいで75歳の水準に達するであろうか。8カ国の07年の平均寿命は47歳であるから、75歳まで28年である。03年から07年までの伸長率は毎年2.48年の伸長を見せているから11年余りで達してしまうという計算になる。

 しかしながら、一方で平均寿命というのは人口増加という環境の形成によってもたらされるというのが特徴であろうから、その面で考えてみると、その時のアフリカの人口はどの位になるだろうか。もちろん、人口の増加には食糧をはじめとする住環境の整備も、教育環境の整備も、そして何よりも経済環境の創成も必要であろうが。

 今後は日本が経験したような「戦争」も所与の事として計算してみると、日本の1900年の人口は約4千427万人であった。1990年ではもう人口増加は横ばいに近くなっていたが其れでも約1億2千5百万人であった。いろいろな構造改革、環境整備、或いは文化的な整備も含めて人口は約3倍に増加しているから、今日のアフリカも同様に発展していくとするとアフリカの「平均寿命75歳」の人口は約30億人にたっしていると言うことになろう。がしかし、この規模の人口の増加にはその他世界との相対的制約は避けられないから、こう単純には割り切れない。

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by esapp | 2010-11-30 11:24